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第15話 九州表具文化協会
私どもの仕事は九州各県に協会がありまして、地域ごとに各支部があり又青年部を作り勉強会、交流会等、活動しております。
会員の方々は表装(掛軸・額・襖・クロス・屏風等の内装)を生業とされている方々です。
私は、福岡県ですが、県内だけですと割と交流会もありそのうちに顔見知りになったりもしますが、
九州でくくりますと中々に会う機会がありません。
今回、熊本の矢野さんの提案で九州の青年部(仮称)を作ったらどうでしょうと言うことになりました。
その発起委員会が平成26年2月23日熊本ホテルキャッスルにて一泊でありました。
勿論参加は強制ではありませんが副会長をさせていただいてますのと、
絶対数が少ない我々の業界の方々に会って、
話せる良い機会と思いまして参加しました。
各県の会長は勿論ですがそれぞれの県の若手が集まり会議をもちました。
私は55ですので青年という言葉にいくらか抵抗はありますが、
30代~50代まで10人程度集まり、はじめましてのあいさつより会議に入りました。
青年部(仮称)の名称は何にするか?活動資金の確保・今後の交流の方法などを話し合いました。
名称=青年部ではなく、勉強会・研究会にしてはどうだろう?
交流=時間・資金面で一堂に会しての交流は無理があるのでインターネット上での交流からはいりませんか?
仕事上もそれぞれに得意な方が教え合い又仕事を紹介し合う。
職人はコミュニケーションを広げるのは不得意と思っていましたが垣根を越えた話し合いに目からうろこの部分もあり大変良い会議でした。
特に北九州・熊本・鹿児島の方々の話には説得力があり感心させられました。
元々が紙やら裂をあつかう仕事ですので。
人柄もやさしい人が多く、なにより同業者の持っている特有の気持ちのつながりと言いますかそういうものを感じました。
表装は日本の一つの文化であり守っていくべきもの。
それにたずさわっている私共はその大きな流れの中にいて若い人に伝えていく。
その流れを広く・深く・太くしていく事も大切な仕事なんだと感じました。
僕以外はみなさんしっかりしてた〜ほんと感心しました。
その後、魚返さんによる表具の実演・食事会(飲み会)となりまして
二次会は熊本の夜を研究すべくネオン街へとすいこまれていったのでありました。
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